「ドラッグは、人間のクリエイティビティを引き出す最大の魔法かもしれない」

人類はもともと「大麻やドラッグ」を祭りや呪術、治療などに利用してきたそうだ。インドの人々にとって大麻は、想像と破壊の神シヴァからの贈り物だった。パリの芸術家たちは大麻を愛用し、詩人のボードレールも大麻を吸ってそのときの体験を書き綴っていた。

イギリスのヴィクトリア女王は生理痛を和らげるために大麻を使っていたと言われている。現代のアーティスト、作曲家もドラッグを使用してインスピレーションを受けてるんだとか。

某有名な恋愛シェアハウスバラエティのエンディングで有名なSnow Patrolの「Chasing Cars」という曲も、「パーコセット」というドラッグとワインを嗜みながら生み出された曲だ。

https://open.spotify.com/track/11bD1JtSjlIgKgZG2134DZ?si=Pn7ad2M3SPyWUZdeFLKsrQ

かの有名なOasisの「Morning Glory」も、コカインを吸うという感覚で起きることが『最高』だという意味を込めて書かれている。

アメリカのラップに関しても、無数のラッパーがウィードやコカインを仲間たちとスタジオで吸い、

曲作りに励んでいる。ラッパーのみならず、ファンの人や曲を聴く人にもドラッグは大きな影響を与えている。Spotify上には「Songs to listen to while high(ハイの時に聴くべき曲)」とか、そんなのもどんどん出てくる。

日本では、ドラッグはもちろん違法。僕たちだって、決して薬物としてのドラッグを勧めているわけじゃない。

緊張感を緩めるドラッグもあれば、高揚感を与えるドラッグもある。ハマればハマるほど、抜け出せなくなるというのもよく聞く。

ただ、そんな中で「自分の緊張を緩むもの、高揚感を与えてくれるもの」をドラッグと定義したら、それはあなたの自分らしさを最大に引き出す魔法になるんじゃないか。

鼻から吸うもの、ジョイントにして一服するもの以外にも、あなただけの「ドラッグ」、つまり『あなた』がとても魅力的と感じ、とてもハイな気分になれるものは、きっとあるはず。

ちなみに僕にとっての『ドラッグ』は、VaVaというラッパーの音楽、

早朝のトレイルラン、仕事終わりのサウナで整うことかな。